外為スワップ派のリスク回避方法

為替証拠金取引でスワップ金利を定期的に獲得することをだけを目的とした取引方法を「スワップ金利運用」と呼ぶことにします。FXでスワップ金利運用をメインにトレードする人のことをスワップ派とよぶこともあります。このスワップ金利運用、スワップ派には、主にふたつのリスクがあります。■証拠金不足による強制決済のリスク■為替変動により含み損が拡大し、証拠金を維持できなくなれば証拠金不足となり、ゴルフ会員権資金を投入せずそのまま損が拡大していくといずれポジションが強制決済(ロスカット)されます。含み損が、含みではなく、損失が確定してしまうわけです。■スワップポイントが少なくなる、マイナスになるリスク■スワップポイントは通貨ペアの金利差により決まるためスワップ金利運用で長期間ポジションを保持していると金利動向によっては金利差が縮小しスワップポイントが少なくなる可能性があります。最悪の場合は金利が逆転してマイナススワップとなることも。また為替レートが下がるとスワップポイントも少なくなる点も見過ごされがちな重要なポイントです。特に最初のリスクは深刻です。強制決済されてしまうことは最大のリスクです。スワップ金利でゆっくり稼いでいこうと思っていても不利な方向にトレンドが続き含み損が一方的に拡大していくような場面ではスワップ金利による利益はあてにできず証拠金不足が近づいてきます。「このままでは強制決済されて損が確定してしまう、どうしよう?!」これは珍しいことではありません。しかし下がったレートはいつまでも下がり続けるわけではありません。時間がかかってもいずれはデータ復旧する可能性が高いです。これは長期間のチャートを確認すればわかることです。ということは、為替レートが元に戻ってくるまで証拠金不足にならないように運用すればよいわけです。スワップ金利運用では、証拠金不足にならないように資金とポジションをバランスさせながらスワップ金利だけを確実に受け取り続けます。これができればFXセミナーのスワップ金利運用はレバレッジをかけたまま長期間で安定した収益を得ることができる非常に優れた投資方法です。それではスワップ金利運用を長期にわたって続けるためにはどうやってこのリスクを回避すればよいのでしょうか。これからいくつかの方法について考えていきます。基本的なことですが、最も重要なことです。これはスワップ派(自称他称問わず)でも意識できているかというとなかなかできていないのではないかと思います。私自身も、まだまだ意識の足らないところですから忘れないためにもしっかりと書いておこうと思います。(a) 含み損に対する余力を把握する。現在のポジション、将来のポジションについて含み損がが発生する方向に為替変動が進んだ場合、いくらまでのマイナスに耐えられるかを計算します。次に、過去5年〜10年間のその通貨ペアの為替レート変動を調べます。そして「ここまで下がることはない」と思える最低レートを決めます。過去に大きな下落があったときはその当時何があったのかまた、他の通貨ペアではどのようになっているか等を参考にします。そして最低レートが、資金的な余力の範囲に収まるように資金とポジションのバランスを見直します。たとえば、ドル円の買いポジションを120円で10000通貨を保持している場合、100円以下にはならないだろうと考えるのであれば20円下がってもよい(為替差損は20万円)ように資金繰りを考えます。(b) 含み損が想定より拡大した場合の対処方法を決めておく。それでも、(a)で想定した最低レートを下回ったときはどうするか。また、そのようになるリスクを少しでも回避するためにどうするかについて対処方法を決めておきましょう。私は次のような手段が有効だと考えています。<最低レートを下回りそうな場合> 1) 資金を投入する 2) 両建てをして含み損の拡大を防ぐ 3) 相関の高い通貨ペアを反対売買して含み損の拡大を防ぐ <含み損の拡大を避けるための方法> 4) 相関の低い通貨ペアを複数持つようにする(通貨の分散) 5) 高値圏にあると思うときは為替レートが下がるまで新規にポジションを作らない